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アート/芸術  |東山区

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プロフィール
こやまあきゆき
こやまあきゆき:陶芸家 
「円山陶芸協会」代表
「民族芸術学会」会員〔食文化)
「ふるさとテレビ顧問」(農水省外郭団体)
「NPO京都生活環境つくり21」理事
財団法人「うどんミュージアム」館長
陶芸集団チェラミスタ代表幹事
長尾谷高校・つくば開成高校元講師。(陶芸)
京都市公立小学校他で約15年間陶芸指導。
京都市工業試験場陶磁器研修科終了。
京都府陶工訓練校専攻科終了。
京都産業大学外国語学部卒業。京都生まれ。
財団法人「京都国際学生の家」OB
「京都市展」「日展」ほか200回以上の展覧会に出品。
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Posted by 京つう運営事務局 at

2007年03月13日

陶の芸術家2 木村展之

美しい青磁や月白の器を見ると、木村展之の顔が浮かんでくる。若かりし頃京都の祇園八源で器の研究会を6人でスタートさせた時、私は自分の未熟を省みずに、渋い灰釉と造形センスのある浅田弘道・ロクロがうまく立体造形でも才能を発揮していた加古勝巳・釉薬の専門家で工業試験場の講師、特に鉄釉・天目でフランスのパリでも個展を開いていた木村隆・クラフト系のオシャレな天空をイメージする器の大先輩岡田保博・そして釉薬で実に美しい月白などを自由に使いこなす木村展之に参加していただき、様々な器展を展開した。今では想い出のひとコマだが。
 日本に三種の神器があるように、中国の皇帝にとっては玉で作られた3種の神器があった、ところが宋に金が進入し北半分を支配したとき南宋は、かろうじて独立を維持したが、『玉』をうしなってしまった。『玉』はもともとクンルン山脈の北側のホータンで産出される。中国歴代王は宝物としていた。北宋は金に奪われ、産出地との交易も絶たれ、玉に変わる景徳鎮で磁器による宝物を作らせた。簡単に青や緑に光る青磁とかではなく玉の輝きのある磁器。木村展之の作品に魅せられるのは、そのしっとりして高貴な結晶ゆえであろうか。  

Posted by こやまあきゆき at 23:51Comments(0)陶芸家

2007年03月13日

出雲の阿国と歌舞伎

2003年京都は、「阿国歌舞伎」でブレイクした。
阿国歌舞伎400年。南座では「ミュージカル阿国」が、鴨川では関西楽劇フェスティバルの皆さんが四条河原に阿国歌舞伎を再現された。池野めだかさんも出演してました。向かいの先斗町の2階からスポットライトを照らして、鴨川の西岸の土手は、人であふれかえっていました。その中に私もいました。
ところで、この時阿国歌舞伎について調べました。もちろん出雲の阿国といわれるように出雲から京の都に来たわけです。出雲と京は昔下鴨に加茂氏以前に出雲氏がいたように古くから交流があり、西のサバ街道が、四条大宮から美山・高浜につながっていたように東のサバ街道とは別ルートで山陰と交流があり、鴨川に出雲路橋の名があるように出雲と京都は直結していました。東のサバ街道は北陸の越国とつながっていて、第25代継体天皇は、越国の大王でもありました。
阿国は巫女だったとの説もありますが、最初に歌舞いたのは五条河原。続いて三条河原。実は四条河原では歌舞いていないようです。その後北野天満宮境内に移り、歌舞伎の始まりと呼ばれるあややおどりの形が完成されていったようです。400年記念で様々な動きがあっただけに、阿国歌舞伎としてもっと続けてほしいと願っています。その意味で新橋と南座の「ミュージカル阿国」是非続けていただきたいと思います。
  

Posted by こやまあきゆき at 23:15Comments(0)演劇・舞台

2007年03月13日

大エルミタージュ展京都展欧州絵画400年の見所

待ちに待った欧州絵画の一大コレクション「大エルミタージュ展」が始まりました。
そも『エルミタージュ』とは、強大な勢力を誇り、欧州列強の王室・貴族とも関係の深かった帝政ロシアの首都サンクトペテルブルクにある壮大な美術館を指します。いかにすごいコレクションかと申しますと、所蔵品総数300万点は、あの中国の故宮と台湾の故宮の膨大なコレクションを合わせたよりも100万点以上上回る壮大なコレクションなのです。故宮と共通するのは、このコレクション収集でも大きな役割をになったピヨートル1世大帝の冬宮を中心に5つの建物によって構成された大エルミタージュの美術館から、欧州絵画の流れを代表的な画家・作品で一覧できることです。また、作品を見渡すと当時のヨーロッパの生活や風景が一望できるのもこの展覧会の特色で、フラマン(ベルサイユ宮殿)・カリーニ(ヴェネチア)・プランス(ロシア)・モンペル(アルプス)・パンニーニ(ローマ)・マリス(オランダ)・ユトリロ(パリ)・フラマン(フォンテンブローの森でのナポレオン1世の狩)・・・のようにモチーフに当時の欧州の風景や生活が生き生きと蘇ってくる。また、ヨンゲ・ルノワール・ローランサン・ピカソ・ゴーギャン・・・女性の肖像画だけでも、欧州絵画の全貌を見渡せます。個人的に「変わりやすい天気」とか「ナイルを渡る」とか「落ち込んで」とか好きなんですが、伊藤若冲とウイントラックの「家禽のいる庭」を見比べるなんて楽しみもあります。  

Posted by こやまあきゆき at 21:18Comments(0)京都の展覧会情報