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アート/芸術  |東山区

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プロフィール
こやまあきゆき
こやまあきゆき:陶芸家 
「円山陶芸協会」代表
「民族芸術学会」会員〔食文化)
「ふるさとテレビ顧問」(農水省外郭団体)
「NPO京都生活環境つくり21」理事
財団法人「うどんミュージアム」館長
陶芸集団チェラミスタ代表幹事
長尾谷高校・つくば開成高校元講師。(陶芸)
京都市公立小学校他で約15年間陶芸指導。
京都市工業試験場陶磁器研修科終了。
京都府陶工訓練校専攻科終了。
京都産業大学外国語学部卒業。京都生まれ。
財団法人「京都国際学生の家」OB
「京都市展」「日展」ほか200回以上の展覧会に出品。
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Posted by 京つう運営事務局 at

2007年05月18日

化粧の作り方

化粧といってもこれは陶磁器ち使う化粧土の事です。
昔は、磁器のような白い焼き物は、貴重品で、一般のものが使えるものではありませんでした。
粘土の多くは、鉄分が混ざって赤土になっており、信楽のような白土も珍しかった時代。
赤土の上に、白絵土など、僅かな真っ白い粘土を塗って白く見せました。
世界には、「カオリン」と呼ばれる、磁器粘土にも使われる真っ白い粘土もあります。
「朝鮮カオリン」「ジョージアカオリン」「河東カオリン」「中国カオリン」「ロシアカオリン」「ニュージーランドカオリン」・・・日本では、天草陶石が磁器の原料に使われ始め、出石・砥部・久谷・瀬戸などでも磁器の原料がとれますが、天草ほどの良質の鉄などの金属を含まない原料は、希少価値でした。近年脱鉄技術が進んで、微量の金属も取り除けるようになった為に、各地の磁器も真っ白になりましたし、衛生陶器も白くなりましたが、昔は真っ白は大変貴重でした。
そこで、磁器に使う化粧は、磁器土の乾粉をそのまま主原料に化粧にできます。
陶磁器には、白土ですが、カオリンなどとのブレンドで、粘土の本体の近い収縮の化粧土を作ります。
蝋石を加えるのも有効です。剥落しにくい化粧が出来ます。
化粧のポイントは、焼いたときの色と、土台の粘土との収縮を同じか近いものにしないと焼いたときに剥落します。(色化粧は、仔細・追記へ)  続きを読む

Posted by こやまあきゆき at 00:23Comments(0)円山流陶芸技法