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アート/芸術  |東山区

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プロフィール
こやまあきゆき
こやまあきゆき:陶芸家 
「円山陶芸協会」代表
「民族芸術学会」会員〔食文化)
「ふるさとテレビ顧問」(農水省外郭団体)
「NPO京都生活環境つくり21」理事
財団法人「うどんミュージアム」館長
陶芸集団チェラミスタ代表幹事
長尾谷高校・つくば開成高校元講師。(陶芸)
京都市公立小学校他で約15年間陶芸指導。
京都市工業試験場陶磁器研修科終了。
京都府陶工訓練校専攻科終了。
京都産業大学外国語学部卒業。京都生まれ。
財団法人「京都国際学生の家」OB
「京都市展」「日展」ほか200回以上の展覧会に出品。
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Posted by 京つう運営事務局 at

2008年02月13日

法然上人800年大遠忌『知恩院』三門楼上公開

哲学の道の真ん中に「法然院」という寺院がある。住職の梶田さんは、私の同級生である。

学生時代、古川町商店街のお惣菜店で働いた時期がある。

2人の娘は、家内の菩提寺の関係で『華頂幼稚園』でお世話になった。小学校がなかったのでそれぞれの道に進んだが、当時小さな2人をつれて、家族4人で何度あの坂・あの石段を上がった事か。


私は数年間を円山公園の奥く料亭「いそべ」の更に山手「左阿弥」の手前にある「也阿弥」が正面に再建された「東観荘」の2階の奥座敷で、山に向かってロクロをひく陶芸の日々を送った。

お茶の時間に「長楽寺」の石段脇にある「紅葉庵」で京都の町を眺めながらあんみつを食べた。

春は桜。夏は夕日。秋は色づく楓。そして冬の雪景色。

「左阿弥」も京都で最初のホテル「也阿弥ホテル」になった「也阿弥」も『安養寺』の6つのお寺の一つ。元々「延暦寺」と同じ「天台宗」のお寺。ここで修行をされたのが、浄土宗の「法然上人」と浄土真宗の「親鸞聖人」。

現在も全国公演中の「法然と親鸞」という「前進座」のお芝居は、この念仏を唱える事で皆が救われる教えを説いた話が描かれている。

現在「時宗」のお寺になった「安養寺」。しかしその号「円山」が円山公園の名で市民の憩いの場になっている。

この東山の草案跡に建立された浄土宗総本山「知恩院」。東山から京の町を見渡す地に徳川2代将軍秀忠が元和7年(1627年)に建立した現在の山門。

釈迦牟尼仏の極彩色の像。見事な龍の描かれた天井。

今、800年遠忌で特別公開されている。

法然上人は、自らを祀る事を良しとしなかった。念仏のあるところに私がいる事を教えをつる事の中で、多くの人々にその教えは広まった。親鸞聖人の廟もその東と更に清水のたもとに東西それぞれ祀られている。

「前進座」公演初演で、中村梅之助・嵐圭史演じる法然上人・親鸞聖人(浄土真宗では、近年宗派によって浄土宗の法然聖人というように、親鸞聖人と同じ上人の呼び方を、聖人に改めた宗派もある)おお芝居は、各宗派の門跡が揃って観劇される歴史的な出来事が「南座」で実現した。

念仏信仰は、この地で誕生した。

法然聖人は、祀られる事を望まなかったが、その教えを受け継いだ人々の想いが100年単位での大遠忌としての歴史を積み重ねている。生涯まず間違いなく1度出会えれば幸いな年が今年である。

その詳しい歴史は、http://www.chion-in.or.jp/images/common/hd_bk01.jpg 

比叡山から稲荷山まで連なる東山36峰の中央に
「華頂山」は聳え立つ。かつてここで念仏の悟りを開いたその教えを静かに包み込んで。  

Posted by こやまあきゆき at 00:20Comments(0)京都の名建築