2007年05月18日
化粧の作り方
化粧といってもこれは陶磁器ち使う化粧土の事です。
昔は、磁器のような白い焼き物は、貴重品で、一般のものが使えるものではありませんでした。
粘土の多くは、鉄分が混ざって赤土になっており、信楽のような白土も珍しかった時代。
赤土の上に、白絵土など、僅かな真っ白い粘土を塗って白く見せました。
世界には、「カオリン」と呼ばれる、磁器粘土にも使われる真っ白い粘土もあります。
「朝鮮カオリン」「ジョージアカオリン」「河東カオリン」「中国カオリン」「ロシアカオリン」「ニュージーランドカオリン」・・・日本では、天草陶石が磁器の原料に使われ始め、出石・砥部・久谷・瀬戸などでも磁器の原料がとれますが、天草ほどの良質の鉄などの金属を含まない原料は、希少価値でした。近年脱鉄技術が進んで、微量の金属も取り除けるようになった為に、各地の磁器も真っ白になりましたし、衛生陶器も白くなりましたが、昔は真っ白は大変貴重でした。
そこで、磁器に使う化粧は、磁器土の乾粉をそのまま主原料に化粧にできます。
陶磁器には、白土ですが、カオリンなどとのブレンドで、粘土の本体の近い収縮の化粧土を作ります。
蝋石を加えるのも有効です。剥落しにくい化粧が出来ます。
化粧のポイントは、焼いたときの色と、土台の粘土との収縮を同じか近いものにしないと焼いたときに剥落します。(色化粧は、仔細・追記へ)
昔は、磁器のような白い焼き物は、貴重品で、一般のものが使えるものではありませんでした。
粘土の多くは、鉄分が混ざって赤土になっており、信楽のような白土も珍しかった時代。
赤土の上に、白絵土など、僅かな真っ白い粘土を塗って白く見せました。
世界には、「カオリン」と呼ばれる、磁器粘土にも使われる真っ白い粘土もあります。
「朝鮮カオリン」「ジョージアカオリン」「河東カオリン」「中国カオリン」「ロシアカオリン」「ニュージーランドカオリン」・・・日本では、天草陶石が磁器の原料に使われ始め、出石・砥部・久谷・瀬戸などでも磁器の原料がとれますが、天草ほどの良質の鉄などの金属を含まない原料は、希少価値でした。近年脱鉄技術が進んで、微量の金属も取り除けるようになった為に、各地の磁器も真っ白になりましたし、衛生陶器も白くなりましたが、昔は真っ白は大変貴重でした。
そこで、磁器に使う化粧は、磁器土の乾粉をそのまま主原料に化粧にできます。
陶磁器には、白土ですが、カオリンなどとのブレンドで、粘土の本体の近い収縮の化粧土を作ります。
蝋石を加えるのも有効です。剥落しにくい化粧が出来ます。
化粧のポイントは、焼いたときの色と、土台の粘土との収縮を同じか近いものにしないと焼いたときに剥落します。(色化粧は、仔細・追記へ)
色化粧は、ベースに選んだ磁器の共土、または、カオリン+天草、または、天草+蝋石などのベースに、10%顔料を加えるのが基本です。顔料は、1230度とかの高温で焼いたときに指定の色になるように作られており、透明釉薬に加えると色釉に、白土・磁器土に混ぜると色土に、そして、ベースの白化粧に加えると、色化粧になります。クロムはグリーン系コバルトはブルー系の化粧マンガン+鉄は、黒化粧にもなりますが、これら発色剤の金属や顔料は、コバルト以外は10%ですが、コバルトは3%もあれば十分コバルトに発色します。
色化粧は、下絵具にも近いものです。したがって、コバルトは酸化より還元の方が青が鮮やかですが、どちらでも紺色です。渋い旧ゴスには、コバルト以外にマンガン・鉄なども加えます。
色化粧は、下絵具にも近いものです。したがって、コバルトは酸化より還元の方が青が鮮やかですが、どちらでも紺色です。渋い旧ゴスには、コバルト以外にマンガン・鉄なども加えます。
Posted by こやまあきゆき at 00:23│Comments(0)
│円山流陶芸技法