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プロフィール
こやまあきゆき
こやまあきゆき:陶芸家 
「円山陶芸協会」代表
「民族芸術学会」会員〔食文化)
「ふるさとテレビ顧問」(農水省外郭団体)
「NPO京都生活環境つくり21」理事
財団法人「うどんミュージアム」館長
陶芸集団チェラミスタ代表幹事
長尾谷高校・つくば開成高校元講師。(陶芸)
京都市公立小学校他で約15年間陶芸指導。
京都市工業試験場陶磁器研修科終了。
京都府陶工訓練校専攻科終了。
京都産業大学外国語学部卒業。京都生まれ。
財団法人「京都国際学生の家」OB
「京都市展」「日展」ほか200回以上の展覧会に出品。
オーナーへメッセージ

2006年08月04日

富本先生の陶箱の秘密

磁器で、陶箱を作る。
磁器の技術を知るものなら、おそらく粘土での型を、石膏でかたどりして、い込みの技術で作るだろう。事実人間国宝を名乗る人でも、失敗の少ないこの方法を取る。
しかし、富本先生は、磁土の塊を完全に水分が抜けるまで乾して、削りだして作っている。
長時間かけて削るなかで、想いの形に仕上げていく。実際は、見本をもとに助手が多くの作業を手伝っているが、形やデザインに妥協のない富本は、若きロクロ名人と呼ばれた近藤悠三が助手となって、先生の見本を手本に、ロクロをみごとに薄くきれいに引いてしまった時の作品をみて、形が見えてないと、すべて割ってしまった。このくやしさをバネに近藤の研究も大きな1歩を始めるのだが、
いくら技術がすぐれていても、悪い形を、いくら薄くきれいに作ってもいいものが出来ない。と、きびしかった。

Posted by こやまあきゆき at 01:04│Comments(0)
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