楽焼・上絵にレモンは危険

こやまあきゆき

2006年06月18日 17:04

楽焼は茶陶としてすばらしい世界であり、実は、ヨーロピアンラクとして、ヨーロッパで多彩な変化を遂げている。(興味のある方は、京都市工業試験場の講師、木村隆先生まで)また上絵も京焼きでは、高度に進歩した。しかし、基本的知識として、もともとは、焼く温度を下げる為に、鉛の成分を入れていた。当然酢・レモンなどをかけるとその成分が溶け出す危険性があり、すぐに致命傷になるものではないが、鉛害の危険があるため、様々な規制も設けられ、また対酸絵の具の研究も進んできたが、
TVの料理番組で、普通の楽の器に料理を盛って、レモンを添えていた。
料理は名人でも、陶器に無知なのは仕方がないが、ご注意ください。