出雲の阿国と歌舞伎

こやまあきゆき

2007年03月13日 23:15

2003年京都は、「阿国歌舞伎」でブレイクした。
阿国歌舞伎400年。南座では「ミュージカル阿国」が、鴨川では関西楽劇フェスティバルの皆さんが四条河原に阿国歌舞伎を再現された。池野めだかさんも出演してました。向かいの先斗町の2階からスポットライトを照らして、鴨川の西岸の土手は、人であふれかえっていました。その中に私もいました。
ところで、この時阿国歌舞伎について調べました。もちろん出雲の阿国といわれるように出雲から京の都に来たわけです。出雲と京は昔下鴨に加茂氏以前に出雲氏がいたように古くから交流があり、西のサバ街道が、四条大宮から美山・高浜につながっていたように東のサバ街道とは別ルートで山陰と交流があり、鴨川に出雲路橋の名があるように出雲と京都は直結していました。東のサバ街道は北陸の越国とつながっていて、第25代継体天皇は、越国の大王でもありました。
阿国は巫女だったとの説もありますが、最初に歌舞いたのは五条河原。続いて三条河原。実は四条河原では歌舞いていないようです。その後北野天満宮境内に移り、歌舞伎の始まりと呼ばれるあややおどりの形が完成されていったようです。400年記念で様々な動きがあっただけに、阿国歌舞伎としてもっと続けてほしいと願っています。その意味で新橋と南座の「ミュージカル阿国」是非続けていただきたいと思います。

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