陶の芸術家3 近藤高弘

こやまあきゆき

2007年03月18日 00:27

私が、京都府の陶工訓練校や京都市の工業試験場で3年間陶磁器の基礎を学び、作家活動を始めた頃、試験場の先輩でもある近藤高弘さんが、「チェラミスタ」という美術団体の枠を超えた、同世代で、京都で陶磁器の基礎を学んだ全国の若手陶芸家の新しい美術団体を設立するので参加しないか?と声をかけていただいた。まだ作家としては駆け出しの時で、五条地区の青年部の先輩とグループ展に出品する程度なので、1年参加を見合わせた。結局第6回の京都市美術館での展覧会まで、私も4回出品し、大丸などでの企画展にもいっしょに出品するのだが、彼の青をテーマにした作品には、かれのセンスの良さが様々な形で表現されているし、何よりも世界を舞台に活動し、常に新しい活動の場を切り開いていくリーダーシップや行動力は、さすが京都の陶芸会の名門。
実は。もう一人共通の仲間の山田晶と3人は、祖父の代(近藤悠三・鈴木清・山田喆)父の代(近藤潤・山田光・小山喜平)と3代に渡って各世代で同じ団体や美術展に出品している。偶然にも「チェラミスタで顔を合わせた訳だ。私が同世代の作家で最も信頼し尊敬し個人的にも作品にとても魅力を感じるNo.1作家だ。http://www.kondo-kyoto.com/taka/

関連記事