ルーブルのアルルのビーナス

こやまあきゆき

2006年09月29日 03:21

京都市美術館で開催中の「ルーブル美術館展」さすがに、他府県遠方組みも多くて大変な賑わい。
かつて、「ミロのビーナス」が来た時延々並んだ記憶が蘇ってくる。今の京都は、美術愛好家には最高のラインナップ。今回は、古代をテーマにしているので、ギリシャからローマへと受け継がれていく西洋美術の原点を、実物を見ながら学べるが、個人的に提案だが、最近龍谷大学の入澤先生グループの研究でも、仏像のデザインの原点が西から来ている事がより明らかになりつつある。仏像の歴史は、益々西に進んでいたのだが、多くがイスラム遺跡に変えられたりしていたようだ。釈迦像と重ねて見ていよう。近代美術館の「ジョー・プライスコレクション(アメリカのコレクター)伊藤若冲と江戸絵画展」もすばらしいし、岡崎行くなら細見美術館の「琳派展Ⅸ 江戸琳派・抱一・其一の粋」も見ごたえ有り。細見美術館のコレクションと研究は評価が高いので、是非ここでは細見さんを捕まえて解説をお願いしよう。京都文化博物館の「マリアテレジアとシェーンブルン宮殿展」は、ウイーンの名門ハプスグルグ家の18世紀の生活を紹介している。・・・・・やっぱり京都ってすごい。

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