2007年02月13日
小山喜平・吉田光邦京大第5次西アジア調査隊
私が、小学生の頃、父はいつもシルクロードの砂漠を車で走り回っていた。京都芸大に籍があったが、京都教育大学でも陶芸を教え、京大の人文の所長にもなられた吉田先生とも1年ほど中近東に行っていた。京大考古学の水野先生の研究調査。様々な資料と想い出。私が「バーミアン」の西の大仏を作ったのもこの時の研究の影響だ。パキスタンのパターンの村。武器を作っている村に連れて行かれたことも。首都建設現場に現地の役人と間違われて入れたことから、同行していた新聞記者が世界的スクープの写真を撮った話し。つり橋から車ごと転落しそうになった話。バーミアンが階段で上まで上れて、上から周囲の景色を見た時の話し。父の話は実に楽しい。現役の教官時代、京都芸大や教育大の学生がいつも遊びに来ていた。帰国直後の父は、長い髭と真っ黒な顔。とても日本人にも父にも見えなかった。朝日新聞に現地からの写真と記事が連載されていた。私はお陰でシルクロードの食文化の研究を始めたのだった。
2007年02月13日
笹川さんからキムイルソンさんまで。
陶芸家の作品は、手から離れると一人歩きする。父の作品は、奈良の「富本記念館」ははじめ、公的機関にもたくさんある。伏見の保健関係の建物の陶板壁画の作品もある。しかし、展覧会で買われた方からの後お話で、聞くところによると、モターボートで有名な笹川さんとこにも、北朝鮮のキムイルソンさんとこにも行ったそうだ。確かに祇園十兵衛さんや鰻の梅の井さんの店でも飾ってあって、偶然で作品に出会ったこともある。そういえばロックフェラーファミリーも遊びにきたっけ。
2007年02月13日
小山喜平と吉田光邦京大第5次西アジア調査隊
京大の研究紀要でも出ているが、父と吉田先生〈京大人文の所長のもなられた)2人での研究の時何度も命がけの場面に直面している。映画の場面のように吊橋から車で転落しそうになったり、武器作りの村人に突然取り囲まれて村まで連衡されたり、バーミアンの仏像の階段を登って上からの景色を見渡した話しとか。お陰で私は「バーミアンの西の大仏」を作ったのだ。〈大丸ミュージアム出品)しかし、私がシルクロードの食文化の研究をしているのは、他でもない父小山喜平の影響だ。
2007年02月13日
天麩羅屋さんの女性が仏像70体で展覧会
東山区の白川〈三条と四条の間)縄手東入る〈新橋〉というお茶屋さんの南通りを、縄手はら東入ると。ギャラリー「おおざわ」で、オーナーの大澤教光さんが、仏師「松久朋琳さんに入門して彫った仏像70体の展覧会を開いている。14日までなので是非見てね!