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プロフィール
こやまあきゆき
こやまあきゆき:陶芸家 
「円山陶芸協会」代表
「民族芸術学会」会員〔食文化)
「ふるさとテレビ顧問」(農水省外郭団体)
「NPO京都生活環境つくり21」理事
財団法人「うどんミュージアム」館長
陶芸集団チェラミスタ代表幹事
長尾谷高校・つくば開成高校元講師。(陶芸)
京都市公立小学校他で約15年間陶芸指導。
京都市工業試験場陶磁器研修科終了。
京都府陶工訓練校専攻科終了。
京都産業大学外国語学部卒業。京都生まれ。
財団法人「京都国際学生の家」OB
「京都市展」「日展」ほか200回以上の展覧会に出品。
オーナーへメッセージ

2007年01月28日

富本憲吉と「日展」

今日「日展」と呼ばれる組織は、現在も日本最大の美術団体で、現在第一部「日本画」第二部「洋画」第三部「彫刻」第四部「工芸」第五部「書」となっており、「工芸」には、陶芸・染色・織・木工・金工・ガラス・皮など多彩な創作工芸の世界の作家が活躍している。その中心的役割をはたしているのが、「芸術院会員」と呼ばれる人々。各分野の最高峰の作家と日展で評価された先生方である。膨大な出品者は、まず入選を目標に作品を出品。入選者のなかから、更に特選といった最高の賞を複数回いただくと、正会員として出品に無鑑査。やがて審査員になる。更に、芸術院賞やがて芸術院会員に選出されれば、会社なら取締役の最高幹部。しかし、最初に第四部工芸が設立されたのは、文部省の「文展」。つまり官展だった。その審査員に最初に抜擢された一人が、富本憲吉。当然、今でいう芸術院会員にも選出される。最初から審査される方でなく、審査する方だった。「文展」は、「帝展」・「新文展」「日展」への道を進むが、この「文展」の文部大臣賞を受賞したのが、やはり富本とともに「文展」に出品した祖父鈴木清。これは、審査される側の最高賞を受賞した事になる。富本自身は、このような賞の受賞は、建築家としてのコンペを別にすると、人生最後の「文化勲章」しかもらってないのではないか。常に審査する側のトップに君臨しつづけたから。

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Posted by こやまあきゆき at 00:21│Comments(0)富本憲吉先生
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