転写紙

こやまあきゆき

2006年12月12日 23:36

イワサキで買った転写紙を授業に使っている。
上絵用・下絵用がある。
上絵は水でもどして、シールのように貼るタイプ。
下絵は、素焼きに貼って水を含んだブラシでたたいてはがす。上はらドバイ釉などをかけて焼く。自分で和紙などで作ることも可能。ただし量産以外なら手書きの方がいいのは当然だが、最近は筆むらまで転写で書き込んでいるので、厚みも出てきた。しかし私が授業で使うのは、こういう技術が安価な市販品に、一般的に使われている事を知ってもらいたいのと、一つの課題として、転写した後、自分らしさを出してほしいという課題のテーマに使っている。学生達は、転写の空間に下絵具や上絵具で彩色したりデザインを加えるなどして、みごとにオリジナルに変えていく。それはいつも私に、既製品でも発想を変えれば、まったく別の使い方がある事を、教えてくれる。

関連記事