陶芸家小山喜平の横顔

こやまあきゆき

2007年01月27日 17:19

生まれは愛知県。建具師の父小山源一の修行の関係で愛知県で生まれる。小山家は代々播州龍野藩で小姓を務めていた。下野小山の分家。祖父は、大阪で住友の銅の精錬に携わり、大阪では資産家として料理屋なども所有した。源一は家具商として「小山商店」を開き、難波・玉出など3店にまで拡張。喜平は、難波の家で育ち、空襲で自宅・本店焼失後は、玉出で育つ。住吉高校を経て家具と関連のある漆芸の勉強の為に、京都の美術学校に入学2年間学ぶ。この頃「関西美術院」で黒田重太郎らに絵画を学ぶ。新生大学制度導入により、改めて「京都美術大学の1期生」として工芸科に入り、富本憲吉先生との出会いから、陶芸科1期生として富本・近藤・岩淵各先生の指導を受ける。専攻科終了後初めての助手として美大の教員となり、富本先生の公私の助手を務める、平行して留学生の指導・京都教育大学・芦屋の滴水などの指導も行う。京都芸大・京都大学などの様々なシルクロードの工芸調査の隊長・隊員を務める。長く京都府作家協会理事を務め、京都市の文化功労者。ペルシャ青釉は有名。

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