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プロフィール
こやまあきゆき
こやまあきゆき:陶芸家 
「円山陶芸協会」代表
「民族芸術学会」会員〔食文化)
「ふるさとテレビ顧問」(農水省外郭団体)
「NPO京都生活環境つくり21」理事
財団法人「うどんミュージアム」館長
陶芸集団チェラミスタ代表幹事
長尾谷高校・つくば開成高校元講師。(陶芸)
京都市公立小学校他で約15年間陶芸指導。
京都市工業試験場陶磁器研修科終了。
京都府陶工訓練校専攻科終了。
京都産業大学外国語学部卒業。京都生まれ。
財団法人「京都国際学生の家」OB
「京都市展」「日展」ほか200回以上の展覧会に出品。
オーナーへメッセージ

2007年05月23日

ロクロ実習を指導して

今日は、長尾谷高校京都四条校の実習日でした。3回目の授業なので皆自由に作りたいものを作ってました。一人の学生から「ろくろ」とは、そも何?との質問。もちろんすでに回転台をまわしながら陶磁器の成形に使う道具である事は、皆しっている。
今日は自由課題なので、型の説明はしたものの、電気ロクロも6名体験。数名が小ロクロと呼ばれる円盤が回る鉄製のロクロを使っていた。
ろくろは、轆轤と書き、「こけし」などを作る木工用の轆轤もあるが、陶芸用は、今日ほとんど。電気ロクロか、手回しロクロになった。
京都は、一般的に時計周りで使うが、地方によって逆とか両方もある。
我が工房には、「手回しろくろ」と「蹴りろくろ」もある。
手回しは、木のロクロの表面の端に穴がくぼんでいて、木の棒で回して使うタイプ。
蹴りロクロは、京都は、右足で自転車のように手前に蹴りながら使っていたが、
大谷焼きなど、巨大な甕(かめ)を作っている地方では、一人が横になって太い軸を両足で走るように蹴って、作る人は、回る台の上の作業に集中していた。夫婦でぺヤになる事が多い。
楽焼などは、もともと板の上で作るため、ロクロは使わない、中近東などでは、タイヤの上に台を乗せてロクロを作ったりさまざまな材料道具で作られる。古くからの人類の知恵。
私の卒業した訓練校では、朝から夕方までひたすらロクロに向かう。
まず土もみ。小さいものから湯のみ・小鉢・茶碗・お皿・徳利と半年で終了する。
この間、ひとつの課題は、1日120個くらい完璧に作れないといけない。
できると先生のチェックは、ワイヤーで全部半分に切られて厚さチェック。
OKなら完成品を作って次の課題へ。当然個人差がでる。うまい人から後期の課題が大物から小物まで振り分けられて、自由創作。・・・きびしい世界である。ちなみにプロは、1日800個ぐらい湯のみを引く。http://www.pref.kyoto.jp/tokgs/index.html

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Posted by こやまあきゆき at 19:27│Comments(0)円山流陶芸技法
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