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プロフィール
こやまあきゆき
こやまあきゆき:陶芸家 
「円山陶芸協会」代表
「民族芸術学会」会員〔食文化)
「ふるさとテレビ顧問」(農水省外郭団体)
「NPO京都生活環境つくり21」理事
財団法人「うどんミュージアム」館長
陶芸集団チェラミスタ代表幹事
長尾谷高校・つくば開成高校元講師。(陶芸)
京都市公立小学校他で約15年間陶芸指導。
京都市工業試験場陶磁器研修科終了。
京都府陶工訓練校専攻科終了。
京都産業大学外国語学部卒業。京都生まれ。
財団法人「京都国際学生の家」OB
「京都市展」「日展」ほか200回以上の展覧会に出品。
オーナーへメッセージ

2006年10月23日

赤土と信楽土と磁土

私達の周りといっても、皆アスファルトになってしまいましたが、周囲の山や田んぼを見ると雨の時の水溜り。もちろん田んぼも水溜り。なぜ水がたまるの?水溜りの水を溜めているのは、粘土層です。本来の鉱物と有機物が、長い時間のなかで、融合して粘土層を形成しました。砂は水を溜められません。その粘土になる過程で、地球上で最も多い金属の鉄が含まれていると、鉄サビ色の赤土になります。しかし、まれにその鉄がほとんど含まれなかった白土が出来る場合があります。信楽はほとんど鉄を含みませんが、まだ粒子の粗い鉱石の粒子を含んでいる為に、一度大きな水溜めに入れて荒い石などを、取り除いたものを、信楽で使いますが、京都では、機械の導入もあって、信楽も、もう一度すりつぶして、より粒子の細かい信楽土をつかいます。磁土は、李三平が発見した天草陶石と、カオリンというほとんど白に近い粘土(たとえば、朝鮮の李朝の磁器は、朝鮮カオリンが主原料ですし、カオリンは中国産・ロシア産・アメリカ産・ニュージーランド産などいろいろ実験しましたが、ほとんど差がありません。ただ、天草100%では、ひびが入りやすく、カオリンを酸化で焼くとややクリーム色なので、私の実験では、半々が磁土として使いやすかった。ただし粉から再生した場合。(工業試験場時代)

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Posted by こやまあきゆき at 01:54│Comments(0)円山流陶芸技法
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