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プロフィール
こやまあきゆき
こやまあきゆき:陶芸家 
「円山陶芸協会」代表
「民族芸術学会」会員〔食文化)
「ふるさとテレビ顧問」(農水省外郭団体)
「NPO京都生活環境つくり21」理事
財団法人「うどんミュージアム」館長
陶芸集団チェラミスタ代表幹事
長尾谷高校・つくば開成高校元講師。(陶芸)
京都市公立小学校他で約15年間陶芸指導。
京都市工業試験場陶磁器研修科終了。
京都府陶工訓練校専攻科終了。
京都産業大学外国語学部卒業。京都生まれ。
財団法人「京都国際学生の家」OB
「京都市展」「日展」ほか200回以上の展覧会に出品。
オーナーへメッセージ

2006年07月23日

勅使河原宏さん

草月流の家元として多大な功績を残された。
実は、突然の急死で未完になってしまった歴史的なお仕事が一つある。
そしてこれが、私には残念で仕方ない歴史的な出来事なのだ。
実は、近く「京都の近代美術館」で展覧会が開かれる、「富本憲吉先生の生涯」をモデルとした映画がを製作される準備が進んでいた。完成していれば、先生が日本近代陶芸の祖と呼ばれるほとんどの方がご存じない様々なエピソードを、多くの人に知っていただき、無から新しい芸術運動が次々と生まれてくる様々な背景を理解していただける絶好の教材でもあった。 民芸と密接な「国画会」・「文展・帝展・日展」「新匠工芸会」「伝統工芸」そのすべての工芸の始まりに中心的役割を果たした一人のカリスマの知られざる生涯を、宏先生は、辻井さんの原作に京都時代や奈良時代を徹底的に取材されていた。実は、京都時代の先生の工房が、私の生まれた祖父の敷地の一角にあり、唯一すべての活動に行動を共にしながらあまり表に出なかったのが、祖父鈴木清であり、京都美大(現芸大)1期生で公私の助手を務めたのが、父小山喜平であり、宏先生の依頼で、撮影用に先生の作品のレプリカも父が製作した。本来映画の中で壊される作品達が、撮影される事なく壊された。主演予定の男優も、先生そっくりで有名な名優さんだが、絶好の年齢的タイミングも逃してしまった。文字通り、先生の作陶の助手を務めた父が製作し、そっくりの名優が演じ、すべてを知り尽くした監督の下で、おそらく歴史的価値の高い映画となるであろう作品が、幻になった。やはり形に残らない最高の芸術を追求された偉大な芸術家だったのだろうか。その死は、悔やんでも悔やみきれない。
宏先生。映画のスタッフ達と我家で焼肉パーティーしたでしょう。
きっと、天国で直接富本先生に取材してるんでしょうね!

Posted by こやまあきゆき at 22:42│Comments(0)
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